更新日: 2023年12月1日
当センターは、市民や観光客の皆様が自由に出入りできる一般開放エリアをご用意しています。
中でも、1階エントランスホールにある大型実験水槽や小型水槽の展示が人気です。函館近海の魚を中心に、調査船が持ち帰る珍しい魚が入ることもあります。ぜひ見学にいらしてください。
なお、魚のコンディション等により、展示内容が急に変わることがあります。
詳しくはお問合せください。(函館市国際水産・海洋総合研究センター TEL 0138-21-4600)
→開館時間・休館日についてはこちら https://center.marine-hakodate.jp/guide/
キングサーモン(マスノスケ)展示
「キングサーモン完全養殖技術研究」における取組みの中で、2021年11月に人工授精を行い誕生した個体です。
サケ科魚類最大で、三陸以北の太平洋沿岸で稀に捕獲され、孵化後すぐに海に降るものと、淡水で1~2年生活して海に降るものがいます。
海で魚類やイカ類を捕食しながら数年過ごした後、生まれた川へ遡上します。
マスノスケは「鱒之介」とも書き、マスの大将という意味になり、サケ科魚類の中でも脂肪分が多く美味しいとされます。
キングサーモンの赤ちゃん
2023年7月に人工授精を行い、無事孵化したキングサーモンの赤ちゃんたちです。
ここから数年かけて、少しずつ大きく成長していきます。
熱帯魚の仲間たち
映画のキャラクターとして有名な「カクレクマノミ」をはじめ、北海道では珍しいたくさんの種類の魚たちを展示しています。2017年4月、1Fエントランスに新規設置した円筒水槽です。
【常設】小型水槽
アミモンガラ
北海道小樽~長崎県野母崎の日本海沿岸、青森県八戸~九州南岸の太平洋沿岸などで、流れ藻などに付いているため、分布域が広範囲に及びます。
エビ類や小さな魚類を餌としていて、食用にもなります。
マナマコ
マナマコの突然変異と思われる展示中の白い個体(写真左)は、「幸運をもたらす」とされていて、非常に珍しいものです。
中華料理の高級食材として知られ、乾燥ナマコは高値で取引されます。
(函館市尾札部地区の漁業者様から提供)
クロダイ
北海道南部から本州、四国・九州と幅広く生息。3年目から雌雄が分かれ、大きくなると多くが雌に分化。
甲殻類や貝類、スイカ等の果物も食べる雑食性がある。本州では釣りファンが多い。
(展示個体は函館近海で採取しました)